人生の道草




人生の道草(宅建試験後手続き)

 

変更履歴

 

2020年 4月10日 全面リニューアル

注意:本ページ内に記載した費用等は、私が宅建士の資格を取得した平成23年当時のものですので、最新の費用等は関係機関等のホームページでご確認をお願いします。

宅建試験合格後の宅建士証取得手順

本ページでは、試験合格後から、最終目的である、宅建士証取得までの手順を記載します。

宅建試験合格後は、主に、以下のステップを経て、最終目的である、宅建士証を取得します。

(1)登録実務講習の受講(実務経験が2年未満の人対象)
(2)宅建取引士資格登録
(3)法定講習(宅建試験合格後、1年超経過した人対象)
(4)宅建取引士証の取得

参考までに、私は、平成23年に東京都で受験し試験合格後、登録実務講習を受講し、平成24年3月初めに宅建士証を取得できました。


1.登録実務講習

知事への登録時に、実務経験が2年以上ない場合は、登録実務講習を受講するか、仕事で実務の経験を2年以上積む必要があります。
ここでは、実務経験2年以上の代わりとなる、登録実務講習の受講について説明します。

(1)登録実務講習を実施している機関(資格学校等)
  宅建試験の合格証書と一緒に機関の一覧表が同封されて きますが、参考までにいくつか以下に記載します。

(2)登録実務講習の概要
 私が受講したTACの場合の内容は次の通りですが、他の機関の講習も同様と思います。
 ・DVDとテキストによる通信学習(約1ケ月)
 ・スクーリング2日間(12時間)
 ・修了試験(スクーリング2日目の日の最後に1時間)
     ○×式問題が30問、記述式問題が30問で
     それぞれ8割以上の正解で修了(追試なし)
講習申し込みから、修了証を受け取るまで、約1.5ヶ月掛かります。

(3)登録実務講習の実施時期
 ・宅建試験の合格発表後(12月初め)から受付が開始され、
 講習も、1月、2月、3月等と複数のクラスが開設されますが、
 早めのクラスを希望する人が多いので、宅建試験に合格し
 たら、早めに講習の申し込みをした方が良いです。
 ・講習は、9月頃まで実施している機関もありますが、遅くなれ
  ば、講習のクラス及び実施会場も減少し、クラスの選択範囲
  が非常に限定されてしまいます。

 登録実務講習機関(例)  場所 費用  備考
 TAC  新宿、池袋、渋谷等  18,500円  受講会場、日程の変更不可
 東京リーガルマインド(LEC)  水道橋、池袋、新宿等  20,500円  空きがあれば受講会場、日程の変更可
 総合資格  新宿、池袋、上野等  20,000円  

費用は、以前の時点の物ですので、現在の費用は、各機関のホームページ等で確認してください。

2.宅建取引主任者資格の登録

宅建の取引士証の交付を受ける前に、宅建試験の受験地の知事へ登録する必要があります。
登録手続きの方法、申請用紙は宅建試験の合格証に同封されてきます。
手続きの中のいくつかの点を次に記載します。

(1)必要書類(一部のみ記載)
・身分証明書:本籍地の市区町村で発行(運転免許証等のコピーではない)(取得費:300円)
・登記されていないことの証明書:成年被後見人及び被保佐人に該当しない旨の証明書であり、法務局で発行(取得費:300円)
・住民票(取得費:300円)
(2)登録手数料:37,000円
(3)登録日数:30日~60日(登録後、登録番号がハガキ等で通知される。東京都の場合は約30日~40日)

3.法定講習(宅建取引士証交付申請を含む)

宅建取引士証交付申請時に、宅建試験合格後1年を超えた場合に、法定講習の受講が必要となります。
また、宅建取引士証を取得して有効期限の5年後に更新する場合にも法定講習の受講が必要になります。
・申し込みは、法定講習の受講と宅建取引士証交付申請がセットになっています。
・費用:法定講習と宅建取引士証交付申請がセットで、      15,500円
    (内訳 講習費用:11,000円 + 交付申請:4,500円)

・東京の法定講習実施機関は次の通りです。

 法定講習実施機関名  講習場所  講習時期
 東京都宅地建物取引業協会  地下鉄神保町  1月~3月
 全日本不動産協会  地下鉄半蔵門  1月~3月
 不動産協会  地下鉄神保町  1月、3月
 日本住宅建設産業協会  御茶ノ水  1月


4.宅建取引士証の取得

いよいよ、最終目標であった宅建士証の取得の手続きとなります。
(1)宅建取引士証の交付申請(法定講習受講者は、法定講習受講手続きの中に含まれています。)
 ・交付申請書(交付費用:4,500円)を受付窓口に提出
 (東京都の場合、東京都庁の担当窓口)
 ・宅建取引士証の受領は、交付申請後15日~30日後
 (東京都の場合、申請当日の約30分後に宅建取引士証が交付される)

5.最後に

・以上で、宅建試験の学習、試験実施、合格発表、登録実務講習、宅建取引士資格の知事への登録、そして宅建取引士証の交付申請/取引士証の受領と、長かった手続き等は全て終了です。

宅建取引士証の有効期限は5年ですので、5年後に更新する場合は、更新の6ヶ月前から 再度 上記3項の法定講習の受講が必要となります。

「その他」のページに各種講習実施機関を多少詳細に記載しましたので、ご参考にしてください。


  






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